ルミナス=ブルーのオタクなのでルミナス=ブルーをまだ語る
皆さんごきげんよう。
今回もオタクの戯言です。
皆さんルミナス=ブルーって漫画はご存知でしょうか?
知ってる方はもちろん、知らない方は是非このタイミングで読んでほしいのですが、カメラと四角関係、そして時系列的にこじらせた人間関係と圧倒的な作画力でお送りする百合姫屈指の最高傑作です。
百合とかレズとかそういうのが分からなくてもフーリエ変換がわかる方は次のページを見ていただければルミナス=ブルーの素晴らしさがわかるかも知れません。
よろしくお願いします。
なぜこれを書いたのか
令和元年5月17日に、このような動画が公開されました。
その名も
百合姫PowerPushPVキャンペーン第1弾/ルミナス=ブルー
です。(以下ルミナス=ブルーボイスドラマと略す)
これの何が素晴らしいかと言うと、ルミナス=ブルーの原作1話に対して、各キャラクターに声優を割り当て、擬似的なアニメを作っているというところですね。
つまりよくあるTwitterで1話丸々公開!とかを超越した
1話丸々アニメ化
みたいなものです。
5分くらいで終わるものかと思ってましたが、まさかの14分近い動画です。
下手すると15分枠のアニメよりも長い本編のアニメです。
ここに動画埋め込んでおくので見てください。きっと百合が好きな人ならハマるので。
ここがすごい!ルミナス=ブルーボイスドラマ
なんと言っても、まず声優さんによる声当てが行われているところですね。
本誌やコミックスで見る時とは違い、声優さんの声当てによる効果でなかなか作品の意味が深くこちらに伝わってきます。
メラビアンの法則によると、普段人間は初対面の3~5秒で相手の印象が決まり、その情報を視覚情報から得ているというものがあります。
このメラビアンが提唱する概念においては、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、話の内容が7%で初対面の人物を認識しているそうです。
つまり、コミックスや百合姫本誌で見かけた時は、視覚情報と話の内容なので、1話読んで印象が決まる割合はほぼ視覚情報、話の内容はその1/5です。
しかし、ここで音声という聴覚情報が入ることで、今まで作品になかった聴覚情報が追加されるので、更に印象が変わります。(ざっくり言えば原作を読んだ上でアニメ見るみたいなもの)
そしてやはり、キャラクターに命が吹き込まれている感じがします。
例えば上記動画5:59あたりからはじまる先輩との会話。垂水ちゃんの人間味とかキャラクター性がより伝わりやすくなってますね。かわいい。
このおかげでかなりルミナス=ブルーのキャラクターに対しての個性とかが、より分かりやすくなっていると思います。
映像について
動画の四隅をよく見ると分かるのですが、かなりピントがボケている(どちらかというと白飛び?)ように見られます。
実際のカメラでは、周辺光量落ちという光学上どうしても起こる現象があり、その名の通り、写真の周辺の光量が落ちて、四隅が暗くなる現象があります。
ルミナス=ブルーではカメラを取り扱っているせいか、ちゃんとカメラの特性を表している部分が最高にオタクのツボポイントを突き刺してて最高です。
個人的な話
少し嬉しいこととしてはデータの種類が増えたというところですね。
先程貼ったフーリエ変換の記事では画像に対しての二次元フーリエ変換を行っていますが、普段フーリエ変換は音声や信号などの一次元的なデータに対して行うことが一般的です。なので、動画から音声だけを抜いてフーリエ変換かますでも、動画と音声の3次元だか4次元だかわからないけども、そこまでのフーリエ変換をかますことで更にフーリエ解析的にルミナス=ブルーの面白さを発見できるかも知れませんね。
他にも、コマに対しての音声解析などを行って「どのようなセリフだとこのような感じで読み上げられるだろう」などを予測するニューラルネットワークを作ってもいいかもしれません。
やっぱり嬉しいこと
最後に一番うれしいこととしては、今回の動画のタイトルをみて分かる通り、百合姫PowerPushPVキャンペーン第一弾というところですね。
おそらく今後もこういうキャンペーンも行われるんでしょうし、声優がある程度キャラにつくことでアニメ化も近いのでは?と期待させてくれます。(これはオタクが勝手に期待するだけなので実際はどうなのか知らない)
そして、第一弾は「試しにやってみたけどどうだろうか」というプロモーター側の気持ちがあると思いますが、その第一弾としてこのルミナス=ブルーが選ばれたことがとても光栄です。なにより、これが好評であれば今後も第二弾第三弾と次々に作品がボイスドラマ(もはやアニメだと思うが)化してくれるとなるとありがたいですね。
これこそ令和時代の広告だと思います。
まとめ
やっぱりルミナス=ブルー最高なんだよなぁ……
たるたるはカメラバカしててかわいいし、完全に闇の関係を持っている雨音ちゃんと寧々ちゃんの間柄も、読者の背筋をゾクゾクさせまくって読者の背筋を殺しにかかってます。
また、割と謎な人物である葉山先輩もこれから関わってくるでしょうし、モブキャラ2くらいの扱いであるオースチンがちょこちょこ喋ってくるのが大好き。
これはまだあまり知られていない情報なんですけど、実はルミナス=ブルーってこれを書いている現時点でコミックスが1巻しか出ていないんですよ。
なので、いまからキングダム全巻集めるとか始めるよりもかなり手軽に作品を追えます。
ここにKindle版のリンク貼っておきますね。よかったら是非。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PPFJSXT/
「わしゃ意地でも紙の本を本屋で買いたいんじゃ!」と心の千鳥ノブが荒ぶる人のために、一応「書店員に見せたらわかってくれるだろう画像」を作りましたので、これを書店員に突きつけてください。あとは優秀な全国な書店員さんがどうにかしてくれます。
どうぞルミナス=ブルーをよろしくおねがいします。
ルミナス=ブルーの魅力を探るためにルミナス=ブルーをフーリエ解析をする。
ついに!ついにですよ!!首を5億光年くらい長くして待ってたルミナス=ブルーが
単行本になりました〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
嬉しい!!!超嬉しい!!!!!
岩見樹代子先生の作品はどれを見てもイラストが繊細な上に、話の構成がスッキリ綺麗で、今までに見てこなかったタイプの百合感を叩きつけて来るので大好きなんですよ。
ルミナス=ブルーの1話を読んで、まさかの主人公が恋愛としていきなり絡まずに観測者となり、観測対象が元カノ同士という関係を見た時は「そういうのがあったのかあああああああああ!!!!!」と発狂して、百合に対する理解がまだまだすぎて2日くらい落ち込みました。
さて、本題へ戻りましょう。とにかく私はルミナス=ブルーが大好きです。しかし、その魅力を伝えるための語彙力とか説明力を持ち合わせていないのです。
でもルミナス=ブルーの魅力を伝えたい!!そして魅力とか特徴があるならそれを解析したい!!
というわけで、みんな大好きなフーリエ変換を使ってルミナス=ブルーについて考察していきましょう。
ちなみにこれから意味不明な白黒画像とキーワードがたくさん出てきます。ここでの意味をざっくり説明しておきます。
フーリエ変換:画像をスペクトル図に変換すること
逆フーリエ変換:スペクトル図を画像に変換すること
暗い部分:強度が弱い
明るい部分:強度が強い
画像の中心:周波数が低い
画像の縁:周波数が高い
具体的に気になる人はこの辺を見ておいてください。
https://www.slideshare.net/ginrou799/ss-46355460
54ページらへんからがわかりやすい。
http://www.robots.ox.ac.uk/~az/lectures/ia/lect2.pdf
めっちゃ英語だけどサンプルがいっぱい乗っててわかりやすい。はず。
使うもの
・Image J(フーリエ変換に使うツール)
・ルミナス=ブルー
表紙画像
手始めに表紙からいきましょう。カメラのレンズの反射に女の子を書き込んでいるあたり岩見先生節がよく効いていますね。好き。
カメラの反射に女の子が書き込まれているということは、観測者を撮影しているように見えていますが、そのレンズは女の子を捉えています。なので「女の子同士を撮影している女の子」をこちらは観測していますが、相手からはおそらく観測されてないので安全です。しかし、カメラを所有している女の子がこちら、あるいは観測対象となっている女の子たちを見ています。これは不安定ですね。
さてこいつをフーリエ変換します。
これがフーリエ変換したあとのスペクトル図です。テストに出るので覚えておきましょう。
いやぁ美しいですね。これを逆フーリエ変換するとさっきの表紙の画像が出てきます。
これは本編と全く関係のない画像と、そのスペクトル図なんですが、フーリエ変換するとこのようなノイズ調なスペクトルが出るのが一般的です。
それが微塵もなく、また一定間隔で同じ模様が出ている辺りがとても気持ちいいですね。
1話扉絵
さて次に扉絵です。今これを見返すと寧々は元から光に好意を抱いたのでは?とも思えるなんとも伏線チックなイラストですね。その後ろに雨音が少し不満げに寧々を見てる辺り不穏さが伝わってきます。そしてこれを切り取るかのように書かれた写真の枠線。我々はたかが観測者であるが、されど観測者であることを思い出させてくれます。
百合は常に量子もつれが起きているので、観測の有無は大事です。
同様にフーリエ変換しましょう。
先程とは異なって全体的に回転したようなスペクトルが出ました。
この強度が強い線が、どのような部分を表してるのが気になったので、このスペクトルを削除し、逆フーリエ変換してみました。
少しだけ枠線がボケ気味になったかと思います。
左:フーリエ変換前の画像
右:フーリエ変換後、斜めに放射状に出ているスペクトルを削除し、逆フーリエ変換した画像
拡大して見るとよくわかりますね。おそらくこの写真の枠が影響してそうですね。
色んな所にハチャメチャに怒られそうですが、枠を頑張って適当にぼかした画像を用意し、これをフーリエ変換してみましょう。
左:枠をぼかした画像
右:左の画像をフーリエ変換した図
先程の特徴的なスペクトルが消えました。予想通り枠が大きく関与してましたね。
1話本編
そろそろカラー画像とセリフのなさに飽きてきましたね。
ここでは本編をいろいろフーリエ変換していきましょう。
先程の表紙、扉絵とは異なり、スペクトルの出方が似てきました。
特に各象限の中央付近に強度が強い物が出ていますね。
ここで例として1枚目の画像から強度がある程度強いものを消し、逆フーリエ変換を行いましょう。
あまり大きな変化は見られませんが、拡大すると次のような変化が起きました。
左:元画像
右:スペクトル削除後の逆フーリエ変換結果
若干ですがトーンの模様が変わりました。おそらくこの4枚すべてに出ているスペクトルはトーンが影響してそうですね。
というかこれかなり拡大してる画像なんですけど、描き込みエグくない?
岩見先生細かいところまで描きすぎでは?
細かいところ描きすぎて腱鞘炎になってないか心配になってきました。
セリフの吹き出しがあるとある程度スペクトルが変わるのではないのかと思い、セリフがあるものと無いものをを抜き出したのですが、あまり大差は無いですね。
強いて言うならば中央から放射状に出ているスペクトルの向きが違うように見えますが、先程の扉絵の例より、コマ割りの線が強く影響していると私は予想します。気になる人はフーリエ変換してスペクトル図をいじってみましょう。
これらをふまえて
さて、今まで6枚の画像と、そのスペクトル図を見ました。
どれが表紙の画像だかもちろんわかりますね。簡単です。
これらをよく見ると、左上から右下への対角線上に十字、あるいは正方形の形をした模様がすべての画像にあるのが特徴的ですね。
さて、この模様は岩見先生の画だから出るものなのでしょうか、それとも他の漫画に出るものなのでしょうか。
検証していきましょう。
比較対象にはこの作品を使いたいと思います。
個人的な「このレズセックスがすごい!2018」最優秀賞を受賞した、ななつ藤先生作「君は少女」です。
レズレイプだとか!!!エロ漫画一歩手前だとか言われてるけど!!!!!この作品はそんなもんじゃねえんだよ!!!!少女が大人の階段を登り、女性へと变化する姿を描いてるんだよ!!!!!えっちって感情で片付けてんじゃねえぞ!!!!!!!!!!!
とにかく成長という変化を繊細に描いているので読みましょう。最近Amazonの在庫も復活したようなので、在庫消滅させる勢いでポチリましょう。
今までに見られなかった円環状のスペクトルが発生しました。これは驚きです。
円環状のスペクトルが出るということは、元画像が円環状のなにかであることが多いのですが、どこに円環状のものがあったのでしょうか。私、気になります。
同様に作中のページもフーリエ変換しましょう。
やはりスペクトルはルミナス=ブルーのスペクトルと似たスペクトル図になっていますね。各象限の中央付近に出ているスペクトルはトーンに対しての影響力を持っていることがわかりました。
そして肝心の議論点です。
示したかった部分を赤丸で囲みました。
ルミナス=ブルーの場合、カラー画像(中央上下2枚)では十字型のスペクトルが左上から右下へ向けたスペクトルが発生。
モノクロ画像(右端、左端の上下4枚)では正方形の頂点をプロットしたようなスペクトルが発生します。
君は少女の作中のスペクトルを比較すると、ルミナス=ブルー同様に4点のスペクトルは発生するが、画像の対角線上の部分が特に強く、対角線とは垂直に位置している点では、あまり強いスペクトルが発生してません。
他にも、おそらくトーンが一番影響を及ぼしている各象限の中央付近に見えるスペクトルがルミナス=ブルーの場合1点でありますが、君は少女の場合は2点存在しています。
この辺りのスペクトルの違いがおそらくルミナス=ブルーの魅力を支えている部分であると思います。
まとめ
人生で初めて2次元フーリエ変換をやったので、あまりスペクトル図の見方はよく分かっていなのですが、いろいろこなすにつれて見方が分かってきた気がします。
さて、ここで比較をした結果などをまとめます。
・ルミナス=ブルーのカラーイラストはフーリエ変換すると十字型のスペクトルが発生する。
・本編のページをフーリエ変換するとトーンが一番影響している考えられるスペクトルが複数点ではなく1点で出る。
・画像の端の方では正方形の頂点のようなスペクトルが出る。そして各点のスペクトルの強度の差はあまり大きく無い。
・吹き出しの大きさによる白領域の有無に対しては、大きくスペクトルが変わることがない。
以上より、この4点がスペクトル図で発生するところがルミナス=ブルーの魅力となる因子なのかもしれませんね。
比較対象作品が1作品と少なく、ルミナス=ブルーと絵柄が近いものの場合や、遠い場合のものを比較していないので、このまとめは完全ではないですが、これらが得られました。
今後はルミナス=ブルーを片っ端からフーリエ変換したものを使い、ニューラルネットワークを作成すると、ルミナス=ブルーに似たものを作ってくれるAIを作れたりするのでしょうかね?
にしても本編のストーリー内容とかに一切触れずにやってきてますけど魅力伝わってますかね?
フーリエ変換後のスペクトル図が綺麗なのでタダモノじゃないってことだけは分かってもらえたと思います。
みんなもルミナス=ブルーを読んでタダモノじゃない感情とストーリー展開を味わおうな!
おわり
リリウム・テラリウム読んだ
どうも皆さん、あけましておめでとうございます。
年末にすっげーふざけて書いた「このレズセックスがすごい!」2018が
予想以上に多方面に見られててびっくりしました。
嬉しすぎてスクショいっぱい撮ったから見て
一迅社の編集者に見られてるってのがまずおかしいし、そこから作品挙げさせてもらった作家さんがこのツイートRTするし、最終的には百合の総合情報網みたいな書泉百合部までRTするしで生きた心地がしなかったです。
さて、いつもどおりのタイトルとは全く関係のない前置きはこのあたりにして、本題に入りたいと思います。
最近リリウム・テラリウムって作品が百合姫コミックスで出たんですよ。
それ買って読んだってだけのオタクの感想です。
続きを読むこのレズセックスがすごい!2018
宇治でうじうじ2018FINAL -第3回北宇治高校吹奏楽部定期演奏会を添えて- (前編)
どうも、お久しぶりです。
もう年の瀬ですよ。早いものですね。
毎年思うんですけど、クリスマスから正月までのスパンって短すぎませんかね?
特にこちらとしては予定もなにもないけど、もうちょっとクリスマスの余韻に浸りたい。
クリスマスは12月3日あたりにしてほしい。
あと、なんで新年って区切りを人間は祝うんですかね?
昔のどっかの偉い人が「1年は365日!w」って決めたのを祝う風習、正直良くわかりません。12/31から1/1への変化って地球からすれば自転してるだけじゃん。
と、前置きはこの辺にしときまして本題へ行きましょう。
タイトルの通り、宇治でうじうじしてきました。今年3回目です。
そして宇治に行った足でそのまま東京へ飛び、前回は台風の影響で公演延期になっちゃった第3回北宇治高校吹奏楽部定期演奏会に行ってきました。我ながら馬鹿である。
私のTwitterをずっと見張っている変人からすると「めっちゃ見たやんけ」ってなると思うくらいツイートと思考回路が一緒なのでそのへんは許して。
続きを読むMDL福岡天神に行ってきた
どうも、お久しぶりです。
今日はMDL福岡天神と言って、福岡でやってるイベントで、眼鏡のデザイナーとユーザーの距離が過去最短じゃないのかと思う眼鏡のイベントに行ってきました。
12月8日と9日の2日開催なんで、読んだ人が明日の9日に行けるように、できるだけ急いで書いているので、誤字脱字は許してください。
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