百合とメガネと大体駄文

ブログ名のとおりです

リリウム・テラリウム読んだ

どうも皆さん、あけましておめでとうございます。

年末にすっげーふざけて書いた「このレズセックスがすごい!」2018が

予想以上に多方面に見られててびっくりしました。

 

嬉しすぎてスクショいっぱい撮ったから見て

f:id:dst0m:20190116004850p:plain

f:id:dst0m:20190116005045p:plain

f:id:dst0m:20190116005105p:plain

 

一迅社の編集者に見られてるってのがまずおかしいし、そこから作品挙げさせてもらった作家さんがこのツイートRTするし、最終的には百合の総合情報網みたいな書泉百合部までRTするしで生きた心地がしなかったです。

 

さて、いつもどおりのタイトルとは全く関係のない前置きはこのあたりにして、本題に入りたいと思います。

最近リリウム・テラリウムって作品が百合姫コミックスで出たんですよ。

それ買って読んだってだけのオタクの感想です。

 まず特筆すべき点、サイズ。

f:id:dst0m:20190116010401j:plain

左から百合姫のB6サイズ、A5サイズ、そして一番右が問題のリリウム・テラリウム(B5サイズ)

 

でかすぎない?

(百合姫本誌(雑誌)と同じサイズしてるんだけど)

 

百合姫コミックスの出版サイズ事情は詳しくないですけど、B5サイズで出た百合姫コミックスってこれが初めてじゃないですかね?

B5サイズはコミックスなのか怪しいサイズだが。

 

とはいえ、百合姫レーベル。昔はこの画像の真ん中のA5サイズがデフォルトだったんですよね。

消費税5%から8%へ上がったのが理由なのか、製作コストが高いのか、それともどうしても1冊の値段が高いから売れないのか知りませんが、2015年の6月辺りから単行本をB6サイズで出版するようになったんですよ。

なのでそれ以降の作品は原則B6サイズでの出版と。

しかし、その後でも時々A5サイズで出版してるんですよね。

つつい先生の「ジャックポットに微笑んで」とか「指先から滑り落ちるバレッタ」とか田中琳先生の「フィダンツァートのためいき 完全版」とか長代ルージュ先生の「イヴとイヴ」とか。全部オススメだから読んで。

で、このA5サイズで出る本、全部百合作品としてのレベルが高すぎる。

 

ここで馬鹿な百合厨はある法則に気づく。

 

サイズがデカければデカイほど百合作品としてのレベルが高くなっていく。

 

この法則からしたB5サイズってもうヤバイよ。今までA5サイズで「うわーヤバイ死ぬ」とかだったのが、「これは全人類を滅ぼして地球を侵略しに来ている」って感じ。

これはもう買うしかない。

百合姫2019年2月号に作品載ってたけどめっちゃ良かったし。

 

コミックスと呼んでいいのかわからない装丁

まだ内容の話せんのかい。

いや、この装丁の話しせずに内容に踏み込めると思ってんの?

これ一応コミックスだからカバーが存在するけど、カバーこんななのよ。

f:id:dst0m:20190116015021j:plain

オタク大好きスケルトン仕様。

いやーエモい。この表題のLilium Terrariumって文字の影が表紙の白い部分に落ちてるの超好き。おまけに影までも色付いてるのポイント高い。

裏表紙もカバーに作品のタイトル書き込んで、本の裏表紙にはページ数だけ書き込んでいるスタイル。いや本当天才。

ただここまで来ると本当にバーコードをカバーに印刷してるのがもったいないなと思いますね。だって透明カバーに白と黒塗ってバーコード印刷してるんだもの。本の裏表紙に印刷してくれたらもうちょっとデザイン性あがるのかな。知らんけど。

 

やっと内容へ

おまたせしました。内容の話です。

表紙をめくってもう1ページめくったらもうB5サイズという大きさの暴力で現れるED先生のイラスト。しかもカラー。

これ漫画もカラーなの。つまりフルカラーでフルリリィ。

5組のカップルの短編集みたいな感じなのだけども、カップル別にテーマカラーみたいなのが決まってて、黒、白、テーマカラー、ピンクの4色刷りという豪華さ。

ちゃんとインクインクした匂いもして最高。

ただフルカラーなせいか、ページくっついてて2ページめくっちゃうことが結構あった。もうちょっと指先鍛えます。

 

個人的な感想としては、めっちゃ忙しい漫画です。

とにかく細かく丁寧に描かれた女の子がいっぱい出てくるわ、セリフの意味真剣に汲み取らないといけないわって感じ。割とイラストで殴られているので話追うのがおろそかになりかける。

もう1ページがイラストなんじゃなくて、1コマがイラスト。そんな画集見てるような気がする。

「今、一番アートに近い百合漫画」とか書かれてたけど、本当にアートなのか百合漫画なのかの境界線が分からなかった。

 

ストーリーはそこまで深くないし、B6サイズのやつで出てるなら軽く読めるような感じの内容なんだろうけども、B5フルカラーという暴力のおかげで全然ページが進まない。

割と告白前の「私は相手が好きなんだけど告白しても…」みたいなドギマギした感じとか、友人としての人間関係で精神的に依存してるしこれはもう百合。みたいなのが多くて良かったです。

あと初手のゆりごっこ、いきなり1ページの1コマ目でショートヘアのイケレズを出してくるんじゃない。死にかけたぞ。

 

まとめ

B5フルカラーは偉大。

本当にこれ。岩見樹代子先生とか、森永みるく先生とかでやられたら確実に死んでしまう。

この「限りなくアートに近い百合漫画」シリーズものになってほしいし、他の作家さんとかでも出して欲しい。もちろんB5で。

ていうかB5シリーズできるならあとこれ10冊買ってもいいくらいなんだけど。

サイズだけじゃなくて金額もデカイ(1800円+税)けど、これ本当に払う価値がある。

特に百合姫2019年2月号のリリウム・テラリウム読んで好きになった人は買ったほうがいい。本誌よりもいい紙使ってる上にカラーでイケレズを拝める。最高。

 

百合姫はアンケートハガキつけろ。

なぁ、一応これ百合姫"コミックス"なんだよな?なんでいつものアンケートハガキ付いていないんだ?(めちゃめちゃ送る気マンマンだった)

あのハガキっておそらく使いまわしだし勝手にタイトル書いて送ってやろうかしらって思うレベル。

いやこれだけいい作品出されたらハガキ送りたいでしょ。

自分で買って送れって話か、そうかそうか。

 

というわけで新年1発目の記事でした。あんまり感想になってない気がするけど、気になった人は買ってね。

あ、今年もよろしくおねがいします。