百合とメガネと大体駄文

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18きっぷ旅行第一弾-長崎編-

今年も18きっぷを買ってしまった。

11850円でJRの普通、快速列車に乗り放題のチートきっぷだ。

なぜ、休みがないとまともに使えないきっぷを人類は買ってしまうのか。それはわからないが、買ってしまったものは仕方がない。旅に出るしか無いのだ。

 

 

行き先は長崎、特に理由はない。強いて言うなら大村線に乗るためだ。

早岐から諫早まで走ってる路線なのだが、単線でディーゼル車しか走っていないという最高の路線。

完全に主観の話だが、ディーゼル車に乗っていると自分は電車に乗って移動しているのではなく、旅をしている気分になれる。駅から出発する度にディーゼルエンジンがグオーっと音を立て、本当に人間が作ったのかと思うような大きな車体が進み出す。

あとメカメカしい感じがすき。電気使って走るのは列車だろうが車だろうがカス。

 

まずは長崎に行くまでに鳥栖くらいまでは行かないと行けない。鳥栖までの移動が通勤時間と被ったのもあるが、旅をしているというか輸送されている気分だった。

まあ、鳥栖までは旅の序章と言おう。鳥栖からが旅なのである。

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さて、ここからなのだが、長崎に行くには2つの方法がある。1つは鹿島を経由して諫早、そして長崎のルート。

もう1つが武雄温泉を経由して早岐早岐から諫早、そして長崎のルート。

今回は行きで後者のルート、帰りで前者のルートを選んだ。

同じ路線で行き帰りするのは虚無だ。

 というわけで、鳥栖から早岐を目指す。

鳥栖駅から肥前山口駅(地図の江北町のところの線路の分岐くらいのあたり)まで行き、肥前山口駅で乗り換えて早岐まで行く。

 

鳥栖-肥前山口駅

乗った感想としては「田んぼ」だ。辺り一面基本田んぼ。3月だったのでまだ稲も植えていなかったが、これが6月7月だとすごいいい田園風景が広がっていたんじゃないのかと思う。とはいえ田んぼしかなかった。

一番後ろの車両に乗っていたが、乗っていたのが5人くらいだった(とはいえ朝9時くらい)のでめっちゃ赤字路線だなぁとか思った。

 

肥前山口駅-早岐駅

さてここまでは複線だったが、ここからは単線かつワンマン運転と田舎さをどんどん増したものになる。普段2両編成で走ってる電車も、先頭1両のみドアを開閉して客を乗せるというシステム。

この区間にある武雄温泉駅がめちゃめちゃ高架化の工事してる上に、九州新幹線長崎ルートを!みたいな旗を吊り下げまくってた。でも温泉以外特に無いのでは?とも思ったし、別にいま特急止まるから新幹線まで止める必要もない気もする。

とはいえ、その土地を踏んだこともないので、そんなに偉そうにはものは言えない。いつか土地を踏んで温泉ではんなりしたい。

 

早岐駅-佐世保駅

もう行ったのが3月中旬のに、これ書いてるのが5月末だから記憶殆ど無いよね。すごい淡々早岐まで来ちゃったよね。ここまで電車に6時間くらい揺られているのである。アホ。

早岐まで来たものの、線路〜〜〜〜というイメージ

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佐世保駅に行くのでしばしの別れだ。また会おうな。

 

そして着きました佐世保駅。日本最西端の駅らしい。

佐世保といったら佐世保バーガーなのだが、折り返し列車の時間が間に合わず断念。誰か佐世保に連れて行ってバーガーを食わせてくれ。

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余談だけど、こんな教会を見つけて「あっ長崎だ!」って思った。やっぱりキリスト教は多いんだろうか。

 

佐世保駅-早岐駅

というわけでさっきの線路の大群へ帰ります。今年の18きっぷの説明書を読んで知ったのだが、いつの間にか佐世保-早岐の特急も乗車券のみで乗れるようになったらしい。

これは貧乏18きっぱーが上流階級に対してイキれる数少ない部分なので乗るしか無い。

JR九州在来線カースト最上位の特急様だから座席の向きも進行方向なんだろうな。と思って佐世保駅で座ると、突然後ろ向きに走り始めてびっくりした。やっぱりソニックと同じく「座席くらいお前らで回せよ土人」というものなのだろうと思っていたが、この特急自体が博多駅くらいまで行く。なので「早岐で折り返し運転」という認識なのだろう。検札も18きっぷ見せたら「早岐までですね」と言われたので無問題。ちょっと安心した。

 

こうして再び早岐に戻る。

長崎方面の電車まで時間があったので散策。

昔の蒸気機関車の給水塔が置いてあったりした。

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近くのスーパーへ転がり込んで散策。

個人的な話だけど、スーパー散策するのめっちゃ好き。見たこともない調味料とか、ご当地カップ麺とか見るとテンションあがる。惣菜コーナーが郷土色が強いことが多いので、普段スーパーに行かない人は惣菜コーナーをおすすめする。マジ楽しいからスーパー行くべき。

そして見つけました。郷土色が強い飯。皿うどん

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長崎といえば皿うどんかちゃんぽんだと思ってるが、まさかスーパーで完成された皿うどんが買えるとは思ってなかった。食った感想としては普通の皿うどん。いつ作って陳列してるのかは知らないけど、麺がちょっとパリパリしてて驚いた。

でもトイレへの通路の前にあるイートイン以外で食いたかった。以上。

 

早岐駅-長崎駅

飯も食ったので駅へ。早岐駅から佐世保に行く特急みどりと、早岐駅からハウステンボス駅まで行く特急ハウステンボスがここで連結しててちょっと感動した。博多から終点までほぼ一緒とはいえ、切り離すとお互い4,5両とかなのですごく貧弱に見える。悲しい。

そしてここからが本来の目的の大村線になる。

めっちゃ長いディーゼルの単線、海沿いを走るという最高のロケーション。これぞ旅だ。

ハウステンボス!(めっちゃ曇り)

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線路の隣は海!!(めっちゃ曇り)

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晴れてて欲しかったなぁと思いました。

千綿駅という駅があるんですが、ここが所謂「改札を抜けるとそこは海だった」でおなじみの下灘駅っぽくてよかった。そこにいってベンチでぼーっとしたい。

肝心の大村線だが、なんというか「静かに作られたディーゼル」という感じが強くて、メカメカしさとかは思ったよりも少なかったなという感想。やっぱり安心と信頼の日田彦山線。お前が一番。

あとハウステンボスまで無理やり架線引いて電化してて笑った。

そして目的地長崎へ。

長崎といえば隠れキリシタンとか、原発とかあるけど、個人的には公共交通機関のカオスさかと思う。

街なかを縦横無尽に走りまくる路面電車。1車線を潰すように走りまくる長崎県営バス。そしてそれらを合間縫ってガンガン走る一般車。ここはタイか。 

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あともう一つは長崎と言えば坂道なんですよ(なぜ?)

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どうですか?すごい坂じゃないですか?

散策してると教会の数がすごいし、地味に神社とか寺とかも多い。宗教カオス地帯長崎。

あとキリスト教の町なせいか、ロザリオ専門店みたいなのを見かけた。マリみてのオタクとしてもいけばよかったと多少後悔してる。今度は行きたい。

 

長崎駅-諫早駅

どうやら長崎駅諫早駅を行くルートが2つあるらしい。長与駅を経由するものと、市布駅を経由するもの。行きは市布駅を経由してきたので、帰りは長与駅を経由する。

だいたいこういう路線って片方が主要になるよなぁと思ってたけど1時間に1本は長与経由があるみたい。ちょっと安心した。

そして諫早ですよ諫早諫早(いさはや)って読むらしい。いや初見で読めるかよ。

駅は結構綺麗で最近改築したのかなと思う感じ。

あとホームからサラダ油の会社のタンクが見えるのがめっちゃ面白い。

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諫早駅-鳥栖駅

さすが17時台の電車、諫早から鳥栖まで直接行く。

ここも線路カースト最上位の特急がガンガン走るので、通過待ちが起きるんだろうと思っていた。普通、通過待ちといえば駅に電車止めて追い越されるのを待つものだと思う。だが、なんと駅も何もない線路の上で通過待ちをする。正直クソビビった。

突然線路の上で電車が止まって「列車の通過を待ち合わせます」とか言われると正気か?と思う。

いい感じに無人の駅ばかりみてきたのでとてもよかった。

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鳥栖駅-自宅

虚無。

まとめ

・知らない路線乗るのは楽しい

大村線ディーゼルは治安がいい(そんなうるさくない)

・もうちょっと余裕持って観光したい。なんならもう1回長崎行きたい。

・博多方面から長崎を目指すなら特急かバス