百合とメガネと大体駄文

ブログ名のとおりです

このレズセックスがすごい!2018

どうも、お久しぶりです。

皆さん、12月31日ですが、どうお過ごしですか?

昨日Twitter見てたら「このレズセックスがすごい!2018」ってタイトルのブログ記事を見つけてしまいましてね。なんか勢いで名前借りて勝手に書いちゃおうというクズ企画です。

yuriedge.hatenablog.com

一応リンク貼っておくので見て。

 

個人的な主観で1年を振り返る

1月:アニcitrusが始まる

2月:百合漫画めっちゃ集めだす

3月:アニメcitrusが終わる

4月:リズと青い鳥が公開

5月:リズと青い鳥をめっちゃ見る

6月:あさがおと加瀬さん公開

7月:夏休みの宿題のごとく百合漫画が発売される

8月:百合漫画の消化に追われる

9月:リズと青い鳥の影響で宇治に聖地巡礼を2回もしにいく

10月:アニメやがて君になるが始まる

11月:やがて君になるで生死を彷徨う

12月:アニメやがて君になるが終わる

 

とまあこんな感じです。大したことねえな。

2018年のニュースとしては5年間連載してたcitrusが完結、3年連載していた2DK、Gペン、目覚まし時計。が完結と一迅社の百合オタクとしては辛いものがある。

特にcitrusなんて自分が百合姫を買い始めた次の号から連載始まったからスタートから見届けているから本当に悲しい。まだcitrus+を読めていないので今後が怖い。

 

「このレズセックスがすごい!」大賞2018

とりあえず選定条件あげておきます

・2018年に単行本になったシリーズ、あるいは作品(誌上連載が2017年のものを含む)

・本屋に行けば買えそうな書籍

 

優秀賞 三浦しをん「ののはな通信」

www.kadokawa.co.jp

横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。

はいもう百合。誰がどう言おうと百合。

ミッションスクールの時点で百合だよ、百合。

この作品、全部手紙のやり取りでストーリーを展開させていくので読みにくいとかいう意見も多々あるが、ちょっとまってほしい。

その手紙であるが、基本的には授業中に回す手紙だったり、郵便や速達で送る手紙だったりもする。基本的に書かれている内容は、その日の授業の感想だったりとすごく日常的な内容なので、その手紙に書かれていてることが実行されていることだったり、しなかったりする。

つまり、観測はできていないだけであって、百合度合いが強い部分を示す記述が存在するので、実際になにが起きたかを考える余地が読者側に残されている作品でもある。

 

イラストじゃなくて文字だけで訴えてくるから文芸書はいろんな可能性が考えられる百合がかけるのかもしれない。

 

優秀賞 武田綾乃「その日、朱音は空を飛んだ」

みんな大好き武田綾乃先生の最新作です。

この作品を一言で表すと「人間と社会の闇」だと思う。

友人を振り回しまくるレズ、そのレズに振り回されるバイ、すべてを傍観して把握しているストーリーマスター。

ページをめくればめくるほど真実がわかる反面、人間の汚さと闇が非常に濃ゆくでている、これこそ武田綾乃先生って感じの作品。

百合好きでもそうでもない人にも読んでほしい。くひっ。

www.gentosha.co.jp

優秀賞 岩見樹代子「透明な薄い水色に」

百合姫2017年12月号の衝撃をおぼえているだろうか。

冒頭から思いっきりミスリードを引く展開。圧倒的作画と官能的なセリフで興味をつついてくるプロローグ。

主人公の感情のたかが外れ、幼馴染にキスをしてしまった瞬間を相手の彼氏に見られるという終わり方。

これほんとに”””1話”””なんだよな!??!?!?昼ドラとかじゃねえよな!!?!?!??この衝撃は忘れられない。

そして読めば読むほど崩れていく3人の幼馴染の関係性。

 

「寝てる友達に黙ってキスするほうがタチ悪いだろ」ってセリフがめっちゃ好きです。

ふつうに男キャラ出てくるし、なんなら最初は男女で付き合ってる設定あるんでヘテロ要素苦手な人は気をつけてください。

 

ちなみに今百合姫でルミナス=ブルーを連載中なんですが、テーマが

「元カノ同士の百合」

なんですよ。1話の最後でこの構図バラされたんですが、こういう構図の百合は初めてで「なんで元カノ同士の可能性を思いつかなったんだ」とショックでした。

とにかく、ルミナス=ブルーも面白いのでぜひ読んでほしい。

 

最優秀賞 ななつ藤「君は少女」

またこいつ君は少女の話してるって思ったでしょう。

自分も思う。

でもこれは本当に最高の作品なんですよ。内容言っちゃえば大人が未成年をレイプしちゃってるし、R-15くらい肌の露出ありそうだし。

 

これは誰もが通る思春期の恋愛事情をちゃんと把握する前の女の子が、恋を覚え、一人の女性へと変化を遂げる瞬間を描いた素晴らしい作品。

そこをあえて男女じゃなくて女性同士でやるところが本当にすごい。

 めっちゃ力説してたけど編集者があっさりとまとめてくれてたよ。最近の一迅社割と仕事できるな?

 

 

というわけで、個人的な主観による「このレズ」大賞は以上で終わりです。

残りは候補でもあげておきます。

 

「このレズセックスがすごい!」大賞候補

古鉢るかはなにあらし

女の子同士でイチャイチャって最高じゃないですか。

でもそれが女かしまし5人衆の中で”こっそり”行われてるんですよ

バレたら絶対にまずい。でも相手のことは大好き。隠れていちゃつく千鳥となのはの今後に注目です。

 

www.sunday-webry.com

書いてて思ったけど、わりと森永みるく先生の「くちびるためいきさくらいろ」に近いところがあると思う。

両作品とも、キャラの感情がしっかりと出ていてキャラクターが恋してる姿が美しいんですよね。

はなにあらし既読者はよかったらくちびるためいきさくらいろをよろしくおねがいします。

佐久間結衣「わるいおんなのこ」

高校生とは思えない画力を持った高校1年生の主人公が美術部に入部する話。

しかし、この主人公は部員を一人ずつ犠牲にしながら作品を作り上げていくという形で絵の才能を発揮する。

まさに”わるいおんなのこ”というタイトル以外見つからない悪徳百合です。

comic-days.com

リンク開くと1話試し読みのページに行きます。もうちょっといいページの作り方をしてくれ感じだなコミックDAYS。作品ごとのちゃんとしたページ作って欲しい。

 

シギサワカヤ「君だけが光」

大きく分けると、既婚者がウェディングプランナーとハネムーンに行くというものと、美術部員が夢追っかけてた2人が社会人になって再開するというものの2つ載ってるもの。

個人的には前半のウェディングプランナーとハネムーンに行く話がめちゃくちゃすきで、既婚者の旦那がDVかましてくるところを子供ごと引き取って同棲するという展開がすっごい好き。中山可穂先生の作品が好きなら絶対に読んだほうがいい。添い遂げてちゃんと生活が成り立ってる中山可穂先生です。

www.hakusensha.co.jp

 

筒井いつき「少女支配」

父親から暴力を振られている親友の父親を殺すという計画を企てる少女4人。

実行するところから始まるとんでもない漫画です。

計画は無事に成功。しかし、追ってくる警察、大事な恋人、そして進路。

それぞれの問題に歯向かい、最終的には全員バラバラになって逃げ続けるという作品。

割とゲスな描写が多く、普通にヘテロ描写もあるけど、1組の親友同士の関係が百合なのでおすすめ。

yanmaga.jp

 

原百合子「繭、纏う」

この学校の制服はすべて髪の毛でできているという、なかなかサイコパスな始まり方をする作品。

そんな学園で生活する生徒たちを綴った作品。

キャラごとに話が変わってきたりするので続きが気になる。本はよ。

作品がエステイストなのでエス好きは読むべき。もう読んでそうだけど。

comic.pixiv.net

 

黄井ぴかち「羽山先生と寺野先生は付き合っている」

タイトルで分かる社会人百合じゃん………………

しかも蓋を開けたら二人共恋愛初心者じゃん……

設定天才では??

教師二人が初々しくイッッッチャイッッッチャモッチュッチュする最高の作品です。

社会人が初々しく恋愛するし、なんならレズセするから優秀賞くらいにしても良かったのかもしれない。作品数とか定めてないし。

 

今年はこの辺にしときます

今年に単行本化したシリーズって少ないなって書いてて気づいた。

(量はあったけど、自分が一迅社のオタクなので一迅社ばっかり書くところだった)

来年はもうちょっと一迅社以外の百合に触れたいと思います。

それでは皆さんよいレズセックスを!